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洗濯機の洗剤自動投入は使わない?使用するメリット・デメリット

ひと手間でも省きたい、慌ただしい朝の時間。そんな時に洗剤自動投入をやってくれる洗濯機だとどんなに楽でしょう。でも、自動洗剤投入の機能のついている洗濯機は10万円以上が相場と高額です。長く使うものなので、十分に吟味して購入したいものですよね。

しかし、洗剤自動投入機能は「思っていたより便利」などの肯定的な意見のほかに、「この機能、使わない」などの声も耳にします。せっかくの機能を使わないのはどうしてなんでしょう。

ここでは、洗剤自動投入の洗濯機とはどんなものか、洗剤自動投入の洗濯機のメリットとデメリット、洗剤自動投入機能の洗濯機が向いている人、向いていない人についてまとめます。あなたの洗濯機選びの参考になれば幸いです。

洗剤自動投入の洗濯機ってどんなもの?

洗剤自動投入機能とは、洗濯機に洗剤と柔軟剤のタンクがついていて、タンクに洗剤を入れておけば洗濯物の量に応じて自動で洗剤を計量して投入してくれる機能のことです。

最近は、縦型洗濯機でもドラム式洗濯機でも、洗剤自動投入機能がある洗濯機が多くみられます。

洗剤自動投入のメリット

洗剤自動投入機能を使っている方からは、次のようなメリットがあげられました。
・洗濯機周りがすっきりとした。
・洗剤の投入量が適正になって、使用量が減った。
・ひと手間減ってとても楽になった。
・洗剤をこぼすことがなくなって、掃除が楽になった。

洗剤自動投入のデメリット

洗剤自動投入機能のついた洗濯機を購入したものの、使用していないという方からは次のような声が聞かれました。

洗剤タンクの掃除

・洗剤投入口の掃除がとても面倒。朝からこんなことやっていられない。
・洗剤の切れるタイミングと、自分がゆっくり清掃できるタイミングがずれてしまう。
・柔軟剤と洗濯洗剤を入れ間違った時の掃除がとても面倒。
・洗剤の種類を変えるときには掃除が必要で、おっくうになってしまう。
洗剤のタンクや投入口は、洗剤が切れてしまった時や、洗剤を変える時などにその都度掃除が必要です。掃除を怠ると、カビが生えたり、洗剤が詰まってしまうことがあります。また、機種によっては掃除しずらい投入口や洗剤タンクがあり、綿棒などをつかって清掃してもなかなかすっきりキレイにならないようです。

洗剤などが詰まる

・柔軟剤の種類によっては粘度が高く、詰まることがある。
・長期間自動投入機能をオフにしていたら、洗剤がジェル状に固まってしまっていた。
洗剤や柔軟剤によって、このような事もあるようです。

使える洗剤が限定される

・なぜ、漂白剤の投入だけが手動なのかわからない。結局自分で入れなくてはならない。
・ジェルボールのタイプや粉末の洗剤は自動投入が使えない。

多くの洗剤自動投入機能付き洗濯機では、おしゃれ着用洗剤や漂白剤、粉末タイプの洗剤は使えません。これらの洗剤を使いたいときには、やっぱり自分で計量して洗剤を投入しなくてはならないようです。

洗剤を入れずに洗ってしまう

・自動投入をオフにしたまま忘れていて、何度か洗剤なしで洗っていることがあった。
・最初によく説明書を読まなかったので、洗剤が自動投入されていないことに気づかなかった。
・洗剤が無くなったことに気づかないまま洗っていた。

意外なことにこのような声が多くありました。ブレーカーが落ちたり、自分好みの洗濯をした後に、自動投入機能がオフになったまま、気づかないで何度も洗剤なしの洗濯をしてしまうことがあるようです。洗濯の時に洗剤が入っている・入っていない、を見分ける機能は洗濯機にはありませんので、最終的には人間の確認が必要ということのようです。

細かい洗剤の使い分けがしたい

・洗濯物の種類や汚れによって、細かく洗剤を使い分けたいので、機能はあるが使っていない。
自分好みのこだわりの洗濯方法があったり、洗濯の都度、使用する洗剤を変えている方には、せっかくの洗剤自動投入機能も宝の持ち腐れのようです。

洗剤自動投入洗濯機が向いている人

洗剤自動投入機能はとても便利ですが、デメリットもあるようです。どんな人がこのような洗濯機を購入して満足できるのか考えてみました。

まずは、普段から洗剤を決めていて、いつも同じ洗剤を使う人です。このような人は計量や保管場所の問題が解決されて、とても快適になると思われます。

また、洗剤タンクの掃除が苦にならないタイプの人は満足できると思います。自動投入機能付の洗濯機には、洗剤タンクの洗浄・清掃が必須です。

他には洗濯物に汚れが付着しづらい生活をしている人。デスクワークだったり、活動量が少なく、汚れの付着が少ない人は、洗剤を変えず、一定の量で洗うことに慣れています。このような人であれば、洗剤自動投入洗濯機を購入して、最大限メリットを生かせると思います。

洗剤自動投入洗濯機が向いていない人

それでは、逆に洗剤自動投入洗濯機を使うことが向いていない方はどんな方でしょうか。

まず、洗濯に使用する洗剤を変えることが多い人。このような人は、洗剤や柔軟剤をいろんな種類のものを使用しているため、洗濯機にセットする洗剤以外にも数種類の洗剤を使います。タンクに入れる洗剤の他の洗剤にはストック場所が常に必要で、洗濯機周りはスッキリしません。タンクに入れる洗剤を変える度に掃除も必要です。

次に、掃除をすることをめんどくさく感じる方には不向きです。前述したように、洗剤を自動投入する洗濯機には清掃・洗浄が必須です。掃除の度に苦痛に感じるようでは、洗剤自動投入洗濯機の良さは生かしきれないでしょう。ちなみに筆者はこのタイプです。

洗濯物の汚れ方に応じて洗剤や柔軟剤を変えたり、デリケートな衣類をおしゃれ着用洗剤で洗うことが多い方にも、あまり洗剤自動投入洗濯機は向いていないと思われます。洗濯にこだわりがあり、最高の汚れ落ちを常に求める人は、結局のところ、洗剤の自動投入機能はオフにしたまま使用することになるのではないでしょうか。

まとめ

  • 洗剤自動投入機能のついた洗濯機には、洗濯機周りがすっきりするなどのメリットがある。
  • 洗剤自動投入機能のついた洗濯機には、洗剤タンクなどの掃除が必要。
  • 洗剤自動投入機能のついた洗濯機は、洗濯にこだわりがある人や、洗剤タンクの掃除が苦手な人には向かない。

いかがだったでしょうか。高額で長期間使用する洗濯機は、自分の洗濯スタイルに合った洗濯機を選びたいもの。せっかく買った高価な機能付きの洗濯機です。機能を使わない、ということがないようにしたいものです。最後まで読んでいただきありがとうございました。

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