クリーニング

クリーニングへの持って行き方は?店選びや準備、注意点など

「出社の時に着るスーツ、なんだかよれよれになってきちゃった。こういうときはクリーニングに出すと知ってはいるけれど、実際に出したことない!どうやるの?」

今までは、誰かにやってもらっていたクリーニング。誰にでも初めてのことがあるものです。

必要な物、持って行き方、料金の支払い方、受け取り方など、わからないことがたくさんあって不安ですよね。

ここでは、クリーニングに持っていく前の準備、店の選び方、クリーニングへの持って行き方、注意点などについて詳しくまとめます。参考になさってください。

クリーニングに持っていく前に

衣類をクリーニングに出す前に、確認しておきたいことがいくつかあります。

洗濯表示の確認

クリーニングに出したい衣類の洗濯表示を確認しましょう。洗濯表示は衣類の裏側、背中側や脇部分についていることが多い、小さなタグです。ポケットの中につけてある場合もあります。古くなって取れてしまったり、自分で切り取ったりしていなければ、衣類には必ずついているものです。

洗濯表示を見て、水洗いやドライクリーニング、ウェットクリーニングの可否を確認しましょう。水洗いの可否は一番左側、水の入った入れ物のイラストで示されています。ここにバツ印が無ければ、水洗いが可能です。

ドライクリーニングの可否は、Pの記号を丸で囲んだもので示されています。Pの記号がなく、〇にバツ印があれば、ドライクリーニングを利用できません。一般的なクリーニングはドライクリーニングのことです。ドライクリーニングとは、水の代わりに石油系溶剤やテトラクロロエチレンなどの揮発性有機溶剤で品物の汚れを取り除く洗濯方法のことです。

ウェットクリーニングの可否は、Wの記号をまるで囲んだもので表示されています。ここにバツ印があれば、ウェットクリーニングは利用できません。

どのような汚れか

衣類に汚れがついてクリーニングを検討する場合、汚れの原因も確認しておきましょう。
一般的なドライクリーニングの場合、皮脂や口紅、ペンなどの油性の汚れを落とすことができます。

一方、汗や醤油、コーヒーやお茶のシミは水溶性のため、ドライクリーニングでは落ちないことがほとんどです。この場合はシミ抜きやウェットクリーニングで落とすことになります。

服の確認

洗濯表示を確かめるときに、服の状態を確認しましょう。取れかかっているボタンはないでしょうか。もし補修できるようでしたら、補修しておきましょう。

また、ポケットにレシートやお金、メモ、ハンカチなどが入っていないでしょうか。あれば必ず取り出しておきます。

購入して初めてクリーニングに出すスーツなどには、共布(服と同じ生地の小さな布)やボタンが入れられていることもあります。これも、取り出しておきましょう。

店を選ぶ

クリーニング店には大きく分けて店舗型と宅配型があります。それぞれにメリット、デメリットがあります。

店舗型:個人店

個人で経営しているクリーニング店です。店によって技術に差がありますが、中には高度な技術を売り物にしている店舗もあります。衣類の専門知識が豊富で、服を預ける受付の人も服のクリーニングに精通していることが多くあります。

店舗型:チェーン店

チェーン店は総合施設や、ショッピングモールなどあらゆるところで見かけます。自宅周辺にいくつもあることが多いので、利便性という点でメリットがあります。また、衣類を集めて工場に持ち込んでクリーニングを行うので、個人店に比べて安価で利用できます。

一方、個人店と異なり、受付では衣類についての知識は期待できません。細かい相談は出来ないことがほとんどです。

宅配クリーニング

宅配クリーニングは、自宅に居ながら衣類の受け渡しができることが最大の魅力です。宅配便を利用するため、受け取るまでの期間は店舗型に比べて長いです。また、宅配費用がかかる分、費用は高めのことが多いです。

クリーニングに出す

店舗型の場合

持ち込み

必要なもの:衣類を入れる大きめの袋、現金(場合による)

クリーニング店に持ち込む時には、衣類を大きめの袋にいれましょう。むき出しで持っていくことも出来ますが、汚したり、破いたりするリスクもあります。できれば衣類が雨にぬれたりしないようにビニール製のものが向いています。この袋は受け取るときも使います。

初めて利用する時には、まずそのことを伝えます。その際には会員登録をすすめられることがほとんどです。会員登録をしない場合も、氏名や電話番号、住所などを伝える必要があります。それは物を預かるため、どんなときも連絡が取れるようにしておくためです。何度も利用しそうな最寄りのクリーニング店に依頼するときには、会員登録をしておくと便利です。

会員登録などが済んだら、持ち込んだ衣類をカウンターなどに広げて、汚れやポケットの中などをチェックされます。落としてほしいシミや汚れがあれば、この時に伝えましょう。また、汗抜き、撥水、折り目加工などの特別な処理もここで依頼します。

自分の持ち込んだハンガーや購入時のカバーは、捨てられてしまうことがほとんどですので、外してから持ち込みましょう。

次に代金を支払います。クリーニングは前払いが基本です。電子マネーやクレジットカードを使える店舗も増えてきましたが、個人店では現金のみの支払い方法のところもありますので注意しましょう。

代金を支払ったら、領収書やレシート、伝票などを受け取ります。これは衣類を受け取るときに必要になりますので、保管しましょう。無くしたり捨ててしまっても多くの場合、衣類を受け取ることは出来ますが、受け取りに時間がかかってしまいます。他のお客さんにも迷惑が掛かりますので、しっかり取っておきましょう。

そして受取できる日時を聞きます。引換証や伝票などにも印字されています。営業時間も確認しておきましょう。

受け取り

必要な物:伝票や受領証、衣類を入れる袋、現金(ほとんどないが、追加費用が必要な時のために)

受け取りできる日時が過ぎたら、店舗の営業時間中に来店しましょう。衣類を預けたときの伝票を渡して、預けた衣類を受け取ります。シミ落としなどを頼んだ場合は、落ちているか確認します。もし落ちていなければ、再処理を依頼するか、返金・値引きを要求しましょう。

衣類を受け取ったら、自宅にて保管しましょう。その時、クリーニングでかけられたビニールカバーや洗濯タグは取りましょう。ビニールカバーはそのままにしておくと、カビが生えることがあります。ホコリ除けにカバーをかけたいのであれば、不織布のカバーをかけましょう。

宅配型の場合

まずは申し込みをします。スマホやパソコンで宅配クリーニング店を検索し、ホームページで住所・氏名などの会員登録を行って、依頼します。シミや汚れを落としたい、など特別に頼みたい処理がある場合は、依頼するときに付記しましょう。代金は、〇点パック〇〇円などの設定がある場合が多いですが、工場に衣類が届いてから見積りされるケースもあります。

次にクリーニングするものを発送します。クリーニング店によっては、依頼のための伝票や衣類を入れる袋が自宅に届くまで待つ必要があります。

代金の支払い方法は、代引き、銀行振込やクレジットカード払いなどがあります。支払いのタイミングも様々ですので、ホームページでよく確認しましょう。

納期については、集荷・配送の時間がかかるので店舗型より長くなります。通常コースの場合は工場到着後10営業日ほどで出荷、が多いです。衣替えの季節など多忙期は更に受け取るまで時間がかかることがあります。ゆとりをもって依頼しましょう。

衣類が配送されたら、自宅で受け取り完了です。衣類にビニールカバー等がついている場合は店舗型と同じく外して収納しましょう。

まとめ

  • クリーニング前に衣類を確認しよう。
  • クリーニング店には店舗型と宅配型があり、メリット・デメリットがある。
  • 店舗型のクリーニング店では、料金は前払い。
  • 宅配型では店舗型に比べて、受け取りまでの時間が長い。

いかがだったでしょうか。クリーニング店の選び方、持って行き方、受け取り方などについてまとめました。あなたのお役に立てば幸いです。最後までお読みいただき、ありがとうございました。

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