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こたつ布団が洗濯できない!?クリーニングやコインランドリーは?

毎年、寒くなってくると恋しくなるこたつ。生活の一部としてなくてはならないご家庭も多いことでしょう。しかし、こたつ布団は飲み物をこぼしたり、ペットや小さなお子さんの粗相があるなど、とても汚れやすいものでもあります。また、程よい暖かさと人間の皮脂、食べこぼし等でダニの温床になっていないでしょうか。足を入れるものですから、ニオイも気になります。こたつ布団は簡単には洗濯できないものというイメージがありますが、たまには、さっぱりと清潔に洗濯できないでしょうか。

ここでは、こたつ布団を自宅やコインランドリー、クリーニング店でキレイにする方法、こたつ布団を簡単に洗うための工夫についてまとめます。

洗濯表示の確認

まずはこたつ布団についているタグを確認しましょう。
確認するべきは水洗いができるかどうか、ドライクリーニングができるかどうか、タンブル乾燥ができるかどうか、の三点です。

水洗いは水桶のマークにバツ印がついていないかどうかで確認できます。数字が書いてあったり、桶の下にある線が1本か2本かについても確認しましょう。
バツ印がついているものは、自宅やコインランドリーでは洗濯しないほうが無難です。別の手段を考えましょう。
30とか40の数字が書いてあるものは、洗うことができる最高温度です。30と書いてあれば30度以下の水温で洗いましょう。
桶に手を入れているマークは、手洗いができるという意味です。

桶の下の線は水流の強さを表しています。水洗いできるこたつ布団であっても、弱い水流で洗いましょう。

ドライクリーニングの可否は丸の記号で確認できます。丸の上にバツ印があるとドライクリーニングは利用できませんので、クリーニング店で洗えないことが多いです。ただし、例外もあります。

最後に、タンブル乾燥機が使えるかどうかも確認します。タンブル乾燥機の可否は四角の中に丸印がかかれた記号で表示されています。この記号にバツ印がついている時は、乾燥機は使用できませんので、コインランドリーの乾燥機の使用は避けてください。浴室乾燥機は使えます。

洗濯方法

自宅で洗う

洗濯表示を確認して水洗い可能であれば、自宅で洗濯できます。しかし、かなりの重労働になります。費用は一番節約できます。中綿が寄ってしまう、風合いが損なわれるなどのリスクがあります。

自宅洗濯機で洗う

自宅用の洗濯機で洗うには、まず洗濯機の容量を確認してください。洗濯槽の7、8割程度が適量です。容量の小さな洗濯機に無理矢理にこたつ布団を入れて洗濯すると、脱水の時に洗濯機が倒れたりすることもあります。またこたつ布団の破損の原因にもなりますので、洗濯機の説明書もご確認ください。

また、こたつ布団を洗って干すのは重くて大変です。下手に引っ張ると側生地が破けたりすることもありますので、充分ご注意を。一日では乾かないことが多いので、洗濯をする日から晴れが続くかどうかもチェックしましょう。

・必要な物:おしゃれ着用洗剤、布団用洗濯ネット
①洗濯表示を確認。このとき、汚れている部分におしゃれ着用洗濯をなじませておくと、汚れがよく落ちます。
②こたつ布団を二つ折りまたは三つ折りにして端から丸めて、布団用洗濯ネットに入れる。
③おしゃれ着用洗剤(エマール)などを使い、弱水流・高水量で洗います。洗濯機によりますが、毛布手洗いコースなどがおすすめです。水を貯めたら、布団に浸み込むように30分程度停止します。
④脱水はこたつ布団を傷めないように短めに。
⑤ベランダなどに持って行って干します。水を含んだこたつ布団はとても重く、重労働です。女性ひとりだとかなり厳しいかもしれません。最初のうちは二つ折りでなく斜めに干すと水切れが早いです。水が切れてきたら、竿にM字にかけると風通しがよくなり、比較的早く乾きます。

手洗いする

水洗い可のこたつ布団で自宅洗濯機に入らない場合、浴槽をつかって、足踏み洗いをすることも出来ます。洗濯機を使うより、更に重労働です。

①浴槽にぬるま湯を入れ、おしゃれ着用洗剤を入れます。
②こたつ布団を浴槽の大きさに畳んで浴槽に入れ、まんべんなく踏みます。この作業も冬に行うのは過酷です。
③浴槽の栓を抜き、排水します。
④栓を閉め、水を貼り、足踏みしてすすぎます。③④を3回ほど繰り返し、洗剤を完全に落とします。
⑤浴槽のフチにこたつ布団を掛け、ある程度の水を切ります。持ち運べる重さになるまで待ちます。
⑥ベランダなどに干します。前述の⑥を参考にしてください。

コインランドリーで洗う

コインランドリーの洗濯機・乾燥機を使う最大のメリットは、乾燥までの時間が早いということです。再度こたつ布団がつかえるようになるまで、最短で1日から2日ですので、こたつ布団なしの時間が短くてすみます。費用は2,000円程度、時間は1時間半から2時間程度です。持ち込み、持ち帰りの手間も考慮しましょう。

・必要な物:布団用洗濯ネット
①こたつ布団は汚れている面を外側にし、二つ折り、もしくは三つ折りにして丸め、洗濯ネットに入れます。このとき、汚れにおしゃれ着用洗剤をなじませておくとよいでしょう。
②洗濯機に投入します。洗濯終了まで40分程度かかります。
③乾燥機に入れます。完全に乾かすのではなく、乾燥時間は60分以内にしましょう。
④自宅に持ち帰り、ベランダなどで完全に乾かします。

クリーニング店にお願いする

クリーニング店では、洗濯表示がすべてバツの場合でも受け付けて洗ってもらえる場合があります。見積りも兼ねてメールや電話をするか、店舗で尋ねてみましょう。クリーニング店には店舗に持ち込む形式のものと、宅配便を利用するものがあります。

店舗で受取

クリーニング店では、洗濯表示がすべてバツの場合でも受け付けて洗ってもらえる場合があります。ドライクリーニング不可の表示があっても、電話などや店頭で確認してみましょう。受け取りまで1週間程度、費用は4,000円程度のことが多いようです。また、クリーニング店によっては集荷・配達サービスを行っているところもあります。

宅配型クリーニング

宅配型クリーニングは、宅配便でクリーニング工場に持ち込み、洗濯後、宅配便で返送してもらえるタイプのクリーニングです。もっとも労力は少ないですが、費用は一番高額になります。また、繁忙期にあたるなど場合によっては、手元に戻るまで3週間以上かかる場合もあります。

簡単に洗えるこたつ布団にする

こたつ布団は、飲食物などで汚れやすいものです。小さなお子さんやペットがいるなど、汚す危険が大きいと感じたら、最初からこたつ布団カバーをかけておくと良いでしょう。ネット通販などで掛け布団、敷布団ともにカバーを購入できます。これなら、洗濯も簡単で済みます。

また気に入った柄のこたつ布団カバーを用意することで、こたつ布団の買い替えのハードルも下がります。柄を選ばなければ、こたつ布団自体も安く手に入ります。宅配クリーニングを利用すると、安いこたつ布団が買えてしまう金額がかかってしまうこともありますので、毎年こたつを利用するご家庭であれば、最初からカバー付きのこたつ布団を買い求めてもよいと思います。買い替えの際などにもご検討ください。万が一の場合のために、洗えるこたつ布団を選ぶのも良いでしょう。

まとめ

  • 洗濯表示がすべてバツなら洗濯できない。
  • 自宅で洗う場合は重労働になる。
  • コインランドリーを利用すると費用は2,000円程度。
  • 店舗型クリーニング店の利用で4,000円~。宅配型で6,000円~。
  • 最初から洗濯できるこたつ布団を購入する。

いかがでしょうか。こたつ布団の洗濯、クリーニング、購入時の工夫についてまとめました。清潔なこたつ布団で、暖かく冬を乗り切りましょう。

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